今年のK-1は長じて盛り上がりに欠けていた。
派手なスターの欠如なのは間違いない。
その中でも今日のGPは一番のできだったと思う。出場メンバーはパッとしなかったけど
やはり武蔵の頑張りが大きかった。
彼のファイトスタイルはあまり見栄えの良いものじゃない。良いヒットがあると取り合えず背中を見せて逃げる。あまり正面から撃ち合わずヒットアンドウエイを繰り返す。
見ている人はあまり良い印象を持たないだろう。だけどこれは彼が自分よりも強い相手と戦うためにあみだした戦法なのだ。
正面から撃ち合えば負けるのは必定。最初から判定を視野にいれて戦ってる。武蔵はこの闘い方でK-1の頂点を目指しているんだ。
現に結果が伴ってきている、その彼を攻めるのはスジ違いだ。
判定についてもK-1のルールでは盛り上がりそうな試合は取り合えず延長。
どうもそれはルールのようだ。この方針は最初から変わってないと思う。
たぶんこれが一番の問題なんだろうけど
ポイントの入れ方だけど、これはジャッジによって主観が変わってくるものだろう。
ダウンがあれば一目瞭然だけれど、それ以外は手数をとるかダメージをとるかアグレッシブ差でとるか。
ムエタイやアマボクシングのようにヒット数主体で見るようにすればあまり問題はでてこないとは思うが、それだと派手な試合にはならないだろう。従来K-1ではアグレッシブな方にポイントを入れていたように思う。観客に解りやすいからだろう。
今回の判定は少し解りにくいようだ、従来と方針を変えたのだろうか。何か新しい基準を入れたのかな。
K-1は正直に言ってクリンチを止めるのが速すぎたり、勢いがある方に判定が傾いてたりして、あまり面白くない場面が多かった。今回もその傾向が顕著にでていた。
いっそ延長はサドンデスにでもして、どちらかがダウンするまでさせてらどうだろうか。多分観客は一番満足するだろう。
ところでポイントが0.5単位なのは何故なの?
と、書いてみたけどあまり褒めてるような文にならないね…
トーナメントって2ラウンドだから差がつきにくいんだよね。判定の基準があやふやになるのはその辺りかなぁ。
でも今日の武蔵は悪くなかったと思うよ。派手さは全くないけどね。
[日記]
K-1GP / 2004-12-04 (土)
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